バイキングはオランダ人が16世紀に望遠鏡を発明する何百年も前から望遠鏡を使用していた。
この驚くべき可能性は、アイスランドの田舎町にある博物館の倉庫に長い間眠っていたレンズの発見により注目を集めることとなった。 これまでは単なる飾り物と思われまったく注目されることはなかったものだ。
ドイツAalen UniversityのDr. Olaf Schmidtによるとこれらのレンズは、従来考えられていたものより遥かに古く、失われた古代の知識に間違いないと言う。
ロッククリスタルから作られたこれらのレンズは、火を起こしたり傷口を焼き消毒するのに使用されたとも考えられるが、中には非常に精度が高くパーフェクトなレンズ形状のものもあるため、望遠鏡を作り使用していた可能性も十分考えられる。
レンズは1000年以上も前に職人により作られている。 しかし当時の科学では光学的な知識は限られていて、科学的な光学理論を元にこれらの高品質なレンズが作られたとは考えられない。 おそらく古くからの技術を受け継いだほんの一握りの職人によって作られた物に違いない。
だが、明らかにバイキングがこのような技術を発明したとは考えられない。 Dr. Olaf Schmidtはレンズはビザンチン帝国あるいは古代中近東のどこかで発達した技術ではないかと考えている。
レンズは、アイスランドVisbyの歴史博物館とストックホルムのスウェーデン国立博物館で見ることができる。
BBCニュース 2000年4月5日 Did the Vikings make a telescope? からの要約。
INN特派員:ハンニバル43世 2000年10月23日
New Carthago City