ロシアの宇宙ステーション ミール最終廃棄が正式に決定した。 ミールは3月13日から1週間以内にロシア上空で減速され、日本上空を通過後、南太平洋上に落下予定になっている。
長年、日本上空を通過し多くの天文ファンに観測されたミールだが、ミールを観測できるのも今回で最後になる。
今回日本からミールが見え始めるのは3月10日から3月14日ごろまでなる。 以下に関東付近での予想される見え方を示すので、ぜひこの機会にミールを観察してみましょう。
3月10日:19時1分ごろ北北西の低い空に現れ北の低い空で影に入る。(見えている時間、約1分間)
3月11日:18時52分ごろ北西の低い空に現れ北北東のやや高い空で影に入る。(見えている時間、約2分間)
3月12日:18時43分ごろ北西の低い空に現れ南西のやや高い空で影に入る。(見えている時間、約2分間)
3月13日:18時33分ごろ西北西の低い空に現れ南西の中くらいの高さ空へ消えていく。(見えている時間、約2分間)
3月14日:18時23分ごろ西の低い空に現れ南西の低い空へ消えていく。(見えている時間、約2分間)
上記の時間はあくまで通常軌道での見え方なので、廃棄のため減速された場合は、日本上空を通過する時間も若干ずれるものと予想される。
INN特派員:ハンニバル43世 2001年3月4日
New Carthago City