火星の人面岩の最新映像がNASAによって公開された。
少し残念だが画像を見る限り、とても人工物とは思えない。 問題の人面岩は、火星探査機バイキングによってはじめて撮影された。
解像度の低いバイキングのカメラでは、火星の表面に人間の顔に刻まれているように見えたのだ。
NASAは当初から単なる光と影のいたずらだと、問題にしていなかったが、世界中で多くの人々が人工物だと騒いできた。
人面岩のみならず、周辺のシドニア地域一帯が古代都市だと騒ぎ立てる者もいたほどだ。
確かに面白い地形ではあるが、人工物どころか単なる岩山の塊でしかない。 しかし、太陽のあたり具合で人の顔に見えたのも納得のいく地形である。
参考資料・写真提供
NASA/JPL/Malin Space Science Systems
INN特派員：ハンニバル４３世 2001年6月2日
