ピラミッド建造法に新説登場

INN Head Line News

 カリフォルニア州でビジネスコンサルタントを営むモーリーン・クレモンズ氏のピラミッド建造方法に関する新説が話題を呼んでいる。
 その新説とは、古代エジプト人は巨大な石材を動かすのに風の力を利用したと言う物だ。
 クレモンズ氏によると、4年前ピラミッド建造の想像図を見ているうちに、巨大な凧を使い風の力で石材を動かす方法を思いついたと言う。
 風の力ごときで、巨大な石材が本当に動かせるのかと思われるかもしれないが、なんと直径9メートルのパラシュート型の凧を使い、実際に3トンもあるオベリスクを建てることに成功したと言うから驚きだ。

 実験は、カリフォルニア州南部のモハベ砂漠で行われ、コンクリート製のオベリスクを地面に倒した状態で、根元の部分を固定。 先端部分に繋がれたロープを3つの滑車を通して凧に接続し、風があたるとオベリスクの先端が持ち上がるようセットした。 2度の実験の結果、見事オベリスクを起き上がらせる事に成功した。
 しかし、いつもの事だがエジプト学者は、まったくナンセンスな説だと批判をしている。
 確かにユニークな説だが、エジプト人が凧揚げをしていたのは壁画などに残されていて、明らかなのだから一概にあり得ないと切り捨てるわけにはいかないだろう。


参考資料

CNNニュース 2001.06.25 Web posted at: 4:19 PM JST (0719 GMT)

INN特派員:ハンニバル43世 2001年7月3日


New Carthago City