最初にアメリカ大陸に渡ってきた人々は、約15000年前最後の氷河期のころ陸続きになった海峡を渡ってきた縄文人だという説が発表された。
ミシガン大学考古学博物館のC. Loring Braceを中心とする国際研究チームの研究によると、縄文人が、現在のアメリカとカナダの国境付近に住んでいたアメリカ先住民の祖先である可能性が高いと言う。
研究チームは、21個の現代と古代のアメリカ先住民の頭蓋骨を形態的に調べたところ、古代のアメリカ先住民とユーラシア大陸のアジア人との間には関連が見られない事がわかった。 その反面、現代の北海道に住むアイヌ人に非常に近いと言う事も判明した。
現代のアイヌ人は、最近の研究では最も縄文人に近いとされており、ポリネシア人との関連も指摘されている。
これらの事より、アメリカ大陸に最初に移住してきた人々は、縄文人であった可能性が高いと言う。 一方、現在のエスキモーやアリュートなどのアメリカ先住民は、中国のモンゴル人などと形態的に非常に近い事から、比較的最近アジアから移住してきた人々だと言う事だ。
最近、アメリカで発見された9300年前のケネウィックマンの研究やその他の数多くの研究からも似たような報告がなされており、縄文人がアメリカ大陸の発見者であった可能性が徐々に高まってきている。
これに関連した、記事は現在G-fileとして詳細な研究報告を編集中であるため、まもなくG-fileセクションで公開される予定です。
参考資料
ワシントンポスト:Earliest Americans Seen as More Diverse
By Guy Gugliotta
Washington Post Staff Writer
Tuesday, July 31, 2001; Page A01
ヤフーニュース:Tuesday July 31 10:44 AM ET
Study: First Americans Linked to Ancient Japanese
INN特派員:ハンニバル43世 2001年8月8日
New Carthago City