ネアンデルタール人は、想像以上に賢かったらしい。 このたび、ネアンデルタール人の知能の高さを示す、新たな証拠が発見された。 ネアンデルタール人たちが、石器を木のハンドルに固定する時に接着剤を使用していた事が明らかになったのだ。
ドイツ・Friedrich-Schiller University のDietrich Mania 博士等のグループによると、ハルツ山のふもとで、ネアンデルタール人の指紋が残った化石化した樹脂が石器に付着しているのが発見された。
石器は、約8万年前の物と思われ、ネアンデルタール人が木の樹脂を火で温め溶かしながら石器の固定に使用した痕と考えられる。
ネアンデルタール人は、約3万年前に絶滅し、解剖学的現代人と入れ替わったとされる。
絶滅する遥か以前から、ネアンデルタール人がこれほどの能力を備えていた事は、絶滅原因を探る上で貴重な発見となりそうだ。
BBCニュース:Saturday, 19 January, 2002, 08:00 GMT
Neanderthals 'used glue to make tools'
INN特派員:ハンニバル43世 2002年1月26日
New Carthago City