36,000年前の、ネアンデルタール人の頭骨化石に明らかに何らかの道具で傷つけられたあとが発見された。
この研究に使われたネアンデルタール人の頭骨は、1979年にフランスで発見された物で、スイス・チューリヒ大学のChristoph Zollikoferらは、この頭骨のCT画像から3Dイメージを作成しコンピューター上で頭骨を組み立てた。
その結果、このネアンデルタール人が頭部に傷を負っていた跡が判明したと言う。
hristoph Zollikoferによると、傷は治癒した跡があり、他のネアンデルタール人によって手厚く看病されたに違いないと言う。 この研究が正しいとすると、ネアンデルタール人の精神面を探る上での貴重な発見と言えそうだが、コンピューター上での組み立てには疑問を抱く研究者も多い。 又、このネアンデルタール人が傷を負っていた証拠は乏しいと指摘する研究者もいる。
参考資料
Does Wounded Skull Hint at Neandertal Nursing?
By Bijal P. Trivedi
National Geographic Today
April 23, 2002
BBCニュース:Monday, 22 April, 2002, 23:04 GMT 00:04 UK
Neanderthals 'used violence'
INN特派員:ハンニバル43世 2002年4月29日
New Carthago City