アメリカは、モンタナ州から発掘された7000万年前のティラノサウルスの大腿骨から、なんと化
石化していない軟組織が発見された。発見された軟組織には、血管も含まれて
いて、水分のある状態では柔軟性を保っていると言う。
残念ながら、DNAが残されているかどうかは、いまだ判明していないが、組織がやわ
らかい状態で保たれていると言う事は、DNAがある程度は残されている可能性が高
い。映画のように恐竜復活とまではいかないまでも、恐竜のDNAが直接研究できれ
ば、恐竜の生態や進化を解く大きな手がかりとなる事は間違いないだろう。
しかし、数万年前のマンモスならともかく、7000万年も前の恐竜の軟組織が残され
ていたとは、実に不思議な事である。恐竜が絶滅したのは、本当に6500万年も前の出
来事だったのだろうか？もしかしたら、でかすぎて、ノアの箱舟に載れなかっただけ
なのかもしれない。
参考資料
T. rex soft tissues recovered in Montana
Nonfossil rarity has scientists talking about DNA studies
John Noble Wilford, New York Times
Friday, March 25, 2005
INN特派員：ハンニバル４３世 2005年3月26日