コマの大航海

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 東京をベースとする研究グループ・ニライカナイが、ユニークな実験を始めた。海流
の調査のために、木製のコマを、黒潮に放流しているのだ。それぞれのコマには、放
流日時を特定するIDと、取得者が連絡できるように、連絡先が印刷されている。更
に、海流調査中を示す文字が漢字と共に、英語、韓国語、スペイン語、ロシア語によ
り印刷されている。これにより、世界中の取得者からの情報を期待している。

 2005年6月1日に1000個、8月1日に1000個放流し、これからも2ヶ月間隔で1000個
ずつ放流していく予定である。更に、それぞれの放流時に、1台から数台の漂流ブイ
も同時に放流しリアルタイムで、流れを追っていく予定である。現在、8月1日に放流さ
れた2個の漂流ブイ「MOMO」と「AI」が、インマルサット衛星を通じて、位置情報を
送ってきている。

 現在までに、発見の報告があったコマは、沖縄県を中心に18個である。いずれも6
月1日放流分である。8月1日放流分は、直後に台風が直撃している為、今後の動態が注
目される所だ。グループは、取得者からの情報を広く募集している。

連絡先

グループ・ニライカナイ
東京都新宿区新宿1-3-12-403
Tel: 81-3-3341-6852 Fax: 81-3-3225-9494

メールアドレス:
ニライカナイ事務局 ocean@nirai-kanai.org 
権藤正勝(ゴンドウマサカツ) koma@gondo.com
Dr.Curtis C.Ebbessmeyer curtisebbesmeyer@comcast.net(英語のみ) 

コマの大航海ホームページ


INN特派員:ハンニバル43世 2005年3月26日


New Carthago City