NASAの火星探査機マースグローバルサーベイヤ(MGS)から送られて来た火星の写真の中に、ぽっかりと浮かぶ雲らしい物が見つかった。
くっきりと地面に影を落とす白っぽい固まりがはっきり写っている。
火星の大気は地球と比べ遥かに薄く約1/170気圧だ。 それでも火星では雲が発生する事が知られている。
しかし火星で発生する雲は高空に出来る薄いベールのような雲や砂塵を含んだ雲などで、今回送られて来た写真のように低空に入道雲のようにぽっかりと浮かぶ濃い雲が発生する事は考えずらい。
原因の一つとして、火星では現在も火山活動などの活発な地質活動が起こっている可能性も考えられる。 いずれにしても火星にはまだまだ知られていない事が多くありそうだ。
問題の写真はNASAのグローバルサーベイヤのページで以下のデータでファイルされているので参照可能である。
Ancient Lakes on Mars? Results for Elysium Basin
Mars Global Surveyor Mars Orbiter Camera Release:MOC2-71a, -71b, -71c, -71d, -71e, -71f
Mars Global Surveyor Mars Orbiter Camera Image ID:576191357.21904
P219-4;
576191427.21905
P219-5; and
576988441.23804
P238-4
INN特派員：ハンニバル４３世
